発行市場と流通市場

債券には新発債と既発債とがあります。企業が新たに債券を発行する場合、まず募集が行われます。これに応募して購入する権利を得れば購入する事ができるのですが、これが新発債と呼ばれるものです。新発債の取引が行なわれる市場のことを発行市場と呼びます。発行されて初めての売買になりますから、一次市場と呼ばれることもあります。

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債券は、最初は新発債として販売され、それを満期まで保有する人もいるのですが、満期まで保有せずに売却する事もできます。売却した場合には市場で取引されて価格がつくのですが、この市場のことを流通市場と呼びます。発行された時点ですでに売買が成立しているわけですから、その後に更に売買する市場であり、そのために二次市場と呼ばれることもあります。二次的な売買という意味で、このように名付けられているのです。
債券の市場にはこの二つがありますが、日本では株式市場のように取引所が整備されているわけではありません。ですから、証券会社などの金融機関が実質的には市場の役割を果たしていると言えるでしょう。証券会社の債券の区分には新発債と既発債の区別がありますから、これによって市場を選べることになると言えるでしょう。

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